essay2
シュタイナー学校の算数は面白い
2011.6.21
私はもう20年以上も算数/数学を教えてきています。
シュタイナー学校の算数/数学の授業を知った時は、衝撃でした。
それまで、算数や数学の勉強というものは、
紙と鉛筆があればできる机上のものでした。
ところが、
シュタイナー学校では、
算数の時間に、
歌を歌い、
詩を唱え、
体を動かし、
手づくりをし、
絵を描き、
お話をきく・・・。
九九の練習ひとつととってみても、
お手玉を使ってエクササイズし、
九九の数列を体で覚えるために体を動かし、
クレヨンできれいな図を描いて、
工作で美しいものをつくりだしながら、
九九を覚えていくんです。
もちろん、紙と鉛筆での計算練習も必要です。
でも、普通の黒い鉛筆じゃなくて、色鉛筆で色分けしながら計算したり。
たす、ひく、かける、わる
の4つにも、それぞれに個性(気質)があるので、
色を使い分けることによって、
子ども達は四則演算それぞれの性質を、感じ取り、理解します。
そんな、シュタイナー教育の算数教育を、
みんなができたら、
きっと、算数が苦手な子どもが減ることでしょう。
そして、算数大好きな子どもが増えるでしょう。
でもそんな算数教育は、シュタイナー学校に行かないと受けられないの!?
・・・それじゃ、悲しすぎます。
だから、作りました。
お届けしやすい「オンライン・ワークショップ」で。
今までの「アート・クラフト・プログラム」とは別に、
「さんすう」に焦点をあてたプログラムです。