e-waldorf(イー・ウォルドルフ) ーーシュタイナー教育の算数・数学をインターネット上で学ぶプログラム。

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上皿てんびん〜重さの体験〜

2011.6.23


ずっと、欲しいと思っているものがあります。

kitchen scale

キッチンスケール。
昔ながらの上ざらてんびん。

weights

こんな可愛らしい重りで測ります。



可愛らしい・・・というのもポイントですが(笑)
教育的な意味で、この天秤が欲しくてたまらないのです。



子どもが重さの概念を習うとき、
ハカリを使って重さを測ったりするのですが、
こういう上皿てんびんタイプと、
デジタルでピピッと数字が出てくるタイプと、
中にバネがあって、バネの伸縮具合で測るタイプがありますね。

バネで測るタイプは、
ハカリの下についているフックにひっかけて、
バネがどれだけ伸びたかで測るものと、

ハカリの上に皿があって、
皿の上に物を乗せて、
バネがどれだけ縮んだかで、機械的に針が動くタイプがあります。



子どもが重さの概念を習うとき、
理想的なのは上皿天秤タイプ。

重りがあって、それとバランスをとるという体験は、
子どもにとってとても直接的に重さを感じ取る体験です。
目で見て感じ取れる。
実際の重さを手で感じ取れる。
測りながら、重さの体験を、しっかりと魂に刻印しているのです。



そしてバランスを取るということは、
子ども達の中にバランスを生み出す体験でもあります。

バランス感覚・・・大事です。

肉体的なバランスも、
生きることのバランスも、
社会の中でのバランスも、
心のバランスも、
全部、繋がって来ます。

数学では、バランス感覚が養われていないと、
方程式は身に付きません。





もちろん、
重りを乗せながら暗算しなきゃいけないっていうのも、
見るからに教育的な効果ではあるのですが。





たかが、ハカリ。
でも、
デジタルのなんて、全然、感じる事ができない。
バネはかりは、またちょっと違う体験。



すごく、マニアックなんだけど、(笑)
そんな教育的な意味で、
このハカリを欲しいと思う事、10年くらい。(笑)

今使ってるハカリ(経済的な理由でデジタルのもの)の動きが怪しいので、
次は上皿てんびんを狙ってます。

上皿てんぴんは、買えば一生ものだし、
子どもの教育にもいいし、
しかも、e-waldorf オンライン・ワークショップの
「さんすう教室」にも使えるわ・・と。

じきに、この天秤、
「さんすう教室」にも登場するでしょう。

お楽しみに。

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